FIRE(早期リタイア)を実現するためには、一定の資産の蓄財と、当該資産が、生涯にわたって尽きない状態の達成が必要です。
そのためには、稼ぎの額を増やすよりも、同額、基本的な生活費を減らしたほうが効果を発揮します。人間の一生においては、生活費が発生する期間が、労働による所得が発生している期間よりも長いからです。
また、稼ぎを増やすことの出来る、万人に適用できる汎用性・再現性の高い方法はありませんが、生活費の低減方法には殆どの人に適用できる汎用性・再現性があり、まず最初に手を付けるべき、効果の高い施策です。
そこで、この記事では効果的な家計の節約術16選を紹介します。
参考になれば幸いです。
家計簿をつけることで節約する
生活費の節約を実現するに際しては、まず最初に、家計簿をつけて収支を把握するようにしましょう。
家計運営の目的を利益の最大化と定義すると、同じ目的を持つ会社経営と同様に、会計は、各種意思決定をするに際し、必要不可欠な情報になります。
何の費目にいくら使っているのか、収入と費用の結果、利益がいくらだったのかを把握できると、改善すべき点が明確になり、節約につながります。
家計簿をつけるに際してはアプリ「マネーフォワードME」がお薦めです。
ほぼ自動的に家計簿をつけることが可能なアプリです。
複式簿記で家計簿をつけることができるため、貸借対照表や損益計算書に相当する数値を表示する画面も準備されており、分析に便利です。
詳細は以下記事を参照ください。
固定費の節約
住居費用の節約
賃貸か持ち家か
まず、賃貸か持ち家かの検討に際しては、自分の状況に応じ、どちらが得をするのか、しっかりと計算したうえで選択するようにしましょう。
基本的には、賃貸にしておいたほうが生涯にかかる住宅コストが安くなり、かつ、各種リスクが下がるはずです。
持ち家は買わないほうがよいでしょう。
以下記事を参照ください。
家賃交渉による節約
賃貸住まいの場合、賃貸マンションの契約更新時に、家賃交渉をしてみましょう。
SUUMOなどのWEBサイトに掲載されている募集家賃が、現在契約家賃よりも安くなっていたら、家賃交渉による勝算があると考えます。
私の場合、実際に、そのような条件下において、交渉を実施し、下げてもらうことに成功しました。
退去費用の節約
また、賃貸マンションの退去時に退去費用を節約する方法があります。
改正民法第621条にて、借主は原状回復義務があるものの、通常の使用により減耗した部分についての原状回復義務は負わないと明記されています。
よって、高額な原状回復費用を請求された際は、法律に従った、正当な請求か否かを精査することにより、退去費用を節約することができるケースがあります。
また、賃貸契約をする際、火災保険の付帯保険として、借家人賠償責任保険に加入されている方が殆どかと思います。
このような契約から、保険金が下りる場合があるため、必要に応じ、保険会社と相談するとよいでしょう。
ちなみに、個人賠償責任保険の場合は、賃貸マンションの損壊などに対する保険は適用除外とされている場合が多いようです。
車代の節約
車を手放すことで節約
車の維持費はとても高いですが、通勤用途で車を所持している場合、車を手放すことを検討してみましょう。
私の場合、地方で工場勤務をしていた際、通勤手段を車から自転車に変更し、生活費を大幅にコストダウンした経験があります。
詳細は以下記事を参照ください。
レジャーなど、たまにしか車を使わない場合は、車を所有する代わりに、シェアカーサービスの利用を検討するもの生活費低減に効果を発揮するでしょう。
車の維持費を節約
車を所有せざるを得ない場合には、軽量化して燃費を改善することを検討してみます。
不要な荷物のみならず、足マットやヘッドレストなど、重量のあるものをできる限り撤去・解体すると、燃費がその分改善します。
タイヤの空気圧を一定レベルに保つのも、燃費改善に有効な手段です。ガソリンスタンド等で対応可能です。
携帯代の節約
SIMを格安SIMに変更して節約しましょう。
キャリア(docomo、au、softbank)と契約していると約7,500円/月程度かかる携帯代が、格安SIMに変更すると約3,000円/月に低減できます。年間、一人当たり54,000円の低減です。
格安SIMに変更する際のデメリットは長年使ってきたキャリアメールが使用できなくなることですが、一度手間をかけて引っ越せば、永続的に節約できるのだから、やるべきです。
殆どの人が、格安SIMへの乗り換え、という時間労働に従事することによって、本業の時給以上の時給でお金を稼ぐことが出来るはずです。
メールは、gmailなどのフリーメールに引っ越すのがよいでしょう。
地方ですと、mineoが安くてお薦めです。
mineoはネットの情報ですとAプランが一番早く、通信が安定しているようです。
ただし、mineoの場合、都心部においては、混雑時間帯・混雑箇所ではつながらないことがあり、不便に感じることがあります。
都心部の場合は、LINEMOなど、資本力のある会社のほうが使い勝手がよいと思います。
携帯端末を購入する際、携帯端末の保険に加入する必要はないでしょう。
保険は不要ですが、携帯の液晶を保護するガラスは張っておいたほうがよいと思います。
保険の見直しで節約
保険を見直して節約しましょう。
日本人の場合、社会保険が充実しているため、ほとんどのケースにおいて、医療保険・生命保険・学資保険などに加入する必要性がありません。
無駄な保険に加入していると、その無駄の分だけ、貧乏な人生になります。
個人賠償責任保険や自動車保険には入る価値があると思います。
詳しくは以下記事を参照ください。
変動費の節約
娯楽費の節約
音楽鑑賞が趣味の方はPCオーディオの導入が節約につながって、お薦めです。
以下記事を参照ください。
また、漫画や映画などは、購入するよりもレンタルするほうが安く済む場合が多いでしょう。
例えば、DVDを5,000円で購入するのと、500円/回のレンタルするのとを比較すると、10回以上見ないのなら、レンタルしたほうが安く済みます。
例えば、漫画を600円で購入するのと、100円/回のレンタルするのとを比較すると、6回以上読み返さないのなら、レンタルしたほうが安く済みます。
漫画や映画は、DMMレンタルや、TSUTYAYAレンタルにて、WEB上でレンタルの発注ができます。
映画はyoutubeでレンタル視聴することもできます。
ゲームでいうと、EPICが毎週ただでPCゲームを配っていますので、無料ゲームを購入するようにすると、生活費が節約できます。毎週金曜日にリリースされるため、スケジューラーで予定を入れておくと忘れないでしょう。
キャッシュレス化による節約
支払方法を現金ではなく、キャッシュレス決済に一本化すると、ポイント分の節約が可能になります。
クレジットカードや、QRコード決済などが該当します。
労力をかけることなく、自動的にポイント1.3%前後値引きされる点や、家計簿アプリへの記帳が自動化できる等、メリットが大きいです。
詳しくは以下記事を参照ください。
自治体のサービスを利用
図書館を利用することで書籍代を節約しましょう。
地方自治体に運営されている公立図書館の場合、住民税含む税金で本を購入しているので、使わないと、税金の支払い損です。
リクエストを出すと大抵の本は取り寄せるか買って貰うかして読むことが出来ます。
また、民間のジムに登録するよりも、自治体の運営する体育館やプールなどを利用したほうが安くすみます。
光熱費の節約
光熱費の節約にはいくつかの方法があります。
小売業者を変更する、冷暖房効率を改善する、などです。
冷暖房効率の改善方法としては、サーキュレーターをつかって効率を上げるなどがあります。
詳細は以下記事を参照ください。
ふるさと納税の返礼品で節約
ふるさと納税をすると、返礼品が貰えます。
この返礼品を、家計における消耗品をもらうようにすると、節約できます。
具体的には、米や、トイレットペーパー等を貰うとよいでしょう。
高級牛肉などの贅沢品を貰っても貯金額は増えませんので、計算間違いしてこのようなものを貰わないように注意してください。
詳しくは以下記事を参照ください。
食費の節約
家族がいる場合は、自炊をすると基本的には食費は安くすみます。
一人暮らしの場合でも、まとめて作って冷凍するようにすれば、おおむね食費は安く抑えられると思います。
買い物はまとめて実施します。
こまめにスーパーに行くと、その都度、余計なものを買ってしまいがちです。
週に1回にまとめる、また、その際には買い物メモをあらかじめ準備して、予定していたもの以外買わないようにすると、節約できます。
スーパーでつい余計なものを買ってしまう人は、ネットスーパーの活用がおすすめです。
商品は割高ですが、衝動買いをしにくくなり、結果として食費が下がる可能性があります。家事時短にもなってお薦めです。
飲み物代の節約
職場で、飲み物を自販機などで調達されている方は、水筒で、自宅で沸かしたお茶を持参することを検討しましょう。
節約になります。
詳細は以下記事を参照ください。
フリマサイトを活用して節約
フリマサイトを活用し、中古品で事足りるものは中古品ですませましょう。節約になります。
不要になれば売れば、さらに節約になります。
買わないことによって節約
買わなければ、お金は減りません。
例えば、30%セール品を買うのと、買わないのを比較すると、買わないほうが得です。買わないと100%OFFです。
ですので、セール情報をチェックするのをやめると、お金が貯まると思います。
クーポンも同様。使わないほうが100%OFFです。この計算を間違わないようにしたほうがよいでしょう。
ECサイトを眺めたり、実店舗にいくのもやめておいたほうが節約になります。
お金を使うとドーパミンが出て快楽を感じることが出来ますが、世の中には、お金を使う以外の、ドーパミンを出す方法がいくらでもあります。
音楽を聴く、有酸素運動をする、性行為をする、ゲームをクリアする、飲酒する、などです。どれもこれも、ショッピングに比べ、ほぼお金がかかりません。
お金を使ってドーパミンを出そうとするのを卒業しましょう。
郵便受けに、チラシの投函禁止のシールを張ると、よけいなセール情報が入ってこず、節約になります。チラシを捨てる、仕訳する、といった無駄な時間も発生しなくなるのでお薦めです。
投函禁止シールを張っている郵便受けにチラシを入れるのは犯罪行為なので、このようなシールをはっただけで、チラシが入らなくなります。
お酒代の節約
飲酒習慣がある場合、断酒や、断酒しない場合にはお酒代のコストダウンを検討してみましょう。
私の場合、アルコール当たりのコスト比較を実施するとともに(ワインやビールは高い。焼酎やウィスキーは安い)、自分が許容できるランクダウンとのバランスを調査し、酒代を▲45%コストダウンしました。
詳細な比較方法は以下記事を参照ください。
タバコ代の節約
喫煙している場合、タバコ代の節約を検討すると、効果額が大きいです。
節約のやり方はいくつかあります。キセルで喫煙するなど。
究極はタバコを辞めることですが、私の場合は、「禁煙セラピー」という本を使って、禁煙することでタバコ代をゼロにすることが出来ました。
詳細は以下記事を参照ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
参考になれば幸いです。
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