FIRE(早期リタイア)を目指すに際して、生活コストの低減が重要ですが、飲酒習慣のある方の場合、お酒のコストが生活費のベースを押し上げていることが多いと考えます。
解決方法としては、断酒するのが一番よいのですが、お酒を飲み続ける場合には、お酒のコストパフォーマンスについて評価したうえで、自分にとって最適なお酒を選択したほうが、生活費の低減につながる場合があります。
本稿では、各お酒の比較を行い、コストパフォーマンスのよいお酒がどれかについて考えます。
評価結果
さて、早速ですが、日本酒1合相当のアルコールを摂取するのに必要なコストをお酒の種類別に調べました。
結果は以下の通りです。
製品 | コスト | ← | ← | アルコール コスト | ← | ← | ハイボール コスト | ← | ← | 結論 | |
単価 /本 | ml /本 | 単価 /ml | アルコール 度数 | アルコール g/本 | 単価 /アルコールg | 炭酸水 単価/ml | アルコール 度数 | ハイボール 単価/ml | 1合 単価 | ||
ビール | ドラフトギネス | 230 | 330 | 0.70 | 4.5% | 12 | 19.39 | 387.77 | |||
ビール | スーパードライ500 | 261 | 500 | 0.52 | 5.0% | 20 | 13.04 | 260.88 | |||
ワイン | 1000円ワイン | 1,000 | 750 | 1.33 | 14.0% | 84 | 11.90 | 238.10 | |||
発泡酒 | 淡麗 グリーンラベル | 198 | 500 | 0.40 | 4.5% | 18 | 10.97 | 219.44 | |||
日本酒 | ワンカップ | 114 | 100 | 1.14 | 14.0% | 11 | 10.17 | 203.45 | |||
第三のビール | 金麦 | 185 | 500 | 0.37 | 5.0% | 20 | 9.23 | 184.58 | |||
ウイスキー | 角 | 8,520 | 5,000 | 1.70 | 40.0% | 1,600 | 5.33 | 0.16 | 8% | 0.47 | 146.50 |
ウイスキー | ハイニッカ | 1,136 | 720 | 1.58 | 39.0% | 225 | 5.06 | 0.16 | 8% | 0.45 | 140.86 |
ウイスキー | ブラックニッカSP | 2,400 | 1,440 | 1.67 | 42.0% | 484 | 4.96 | 0.16 | 8% | 0.45 | 139.68 |
ウイスキー | バランタイン ファイネスト | 1,040 | 700 | 1.49 | 40.0% | 224 | 4.64 | 0.16 | 8% | 0.43 | 132.86 |
ウイスキー | ブラックニッカリッチ | 5,480 | 4,000 | 1.37 | 40.0% | 1,280 | 4.28 | 0.16 | 8% | 0.40 | 125.63 |
焼酎 | いいちこ | 1,516 | 1,800 | 0.84 | 25.0% | 360 | 4.21 | 0.16 | 8% | 0.38 | 118.24 |
焼酎 | 博多の華 | 1,142 | 1,800 | 0.63 | 25.0% | 360 | 3.17 | 0.16 | 8% | 0.31 | 97.43 |
焼酎 | キンミヤ | 1,364 | 4,000 | 0.34 | 25.0% | 800 | 1.71 | 0.16 | 8% | 0.22 | 68.10 |
ビール>1,000円ワイン>発泡酒>日本酒>第三のビール>ウイスキー(ハイボール)>焼酎(ハイボール)
の順番で高いです。
なお、蒸留酒はハイボール(炭酸水割)にするのが好きなので、ハイボールにした場合のコストで比較しています。
ハイボールの場合のアルコール度数は、個人的に8%が好みのため、8%で比較。
ビールの酒税は高い
計算結果の通り、ビールのコストが圧倒的に高いです。
これはビールの酒税率が高いことが原因です。
なぜ酒税率が高いかというと、現在の酒税法の基礎ができた昭和初頭の酒税法の考え方が、高級品に高い税率を課す、という考え方だったためです。
当時は、冷やして飲むビールは高級品だったのです。
ビール(冷蔵庫)が大衆品になった今もこの税率の構造は変わっていません。
このことを踏まえると、ビールの価格が高い理由は、以下のように整理することができます。
× ビールが他のお酒よりもおいしくて、高い満足度・幸福度が得られるから、高い
〇 日本のビール酒税が、歴史的な背景により、非合理的な理由で他の酒よりも高いから、高い
よって、晩酌でビールを飲んでいる場合、ビールではないお酒を飲むようにすると、幸福度を減じることなく、生活費を減らすことが出来る可能性があります。
ウィスキー ハイニッカのハイボールはコスパがよい
私の場合、もともとはビールで晩酌していたのですが、比較評価しながら、各種のお酒の飲み比べをし、ウィスキー ハイニッカのハイボールに乗り替えることで45%のコストダウンを実現しました。
生活の満足度を下げることなく、生活費を低減することができました。
ハイニッカはお薦めです。日本のウイスキーの父「竹鶴政孝」が晩酌に飲んでいたとの逸話もありますが、コストパフォーマンスに優れた製品です。
1本試飲する場合は以下での購入をご検討ください。
アサヒビール
レギュラーで購入する場合は、以下楽天市場でまとめ買いするのがお得です。
炭酸水はウィルキンソンが炭酸が抜群に強くてお薦めです。楽天市場が安いです。
ウィルキンソンをお得に購入する方法としては、以下、ふるさと納税もお薦めです。
計算に使ったエクセルブック
参考まで、本稿の試算するために作成したエクセルファイルをダウンロードできるようにしておきますので、銘柄を増やす、数値をいじるなどして、皆さん自身の手でお酒のコストパフォーマンス評価をするに際し、ご活用ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
参考になれば幸いです。
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