お茶パックとマイボトルの活用による飲み物代節約

節約術

FIRE(早期リタイア)を実現するためには、一定の資産の蓄財と、当該資産が、生涯にわたって尽きない状態を達成する必要があります。

当該状態を達成するに際しては、いくら多く稼ぐかよりも、同額、基本的な生活費が少ないほうが相対的に効果を発揮します。殆どの人の場合、生活費が発生する期間が、労働している期間よりも長くなるからです。

そこで、この記事ではお茶パックとマイボトルの活用によって、成人の家族一人当たりの飲み物代を4,262円/月 節約する方法を紹介します。

FIRE実現の、参考になれば幸いです。

1日に必要な飲み水の量を把握する

飲み物代の節約について考えるに際し、まず、1日に必要な飲み水の量を把握します。

厚生労働省によると、成人に必要な1日の水分量は2.5Lです。

「健康のため水を飲もう」推進運動

内訳としては、食事で摂取するのが1L、体内で作られる水が0.3L、飲み水が1.2Lです。

これで、1日に必要な飲み水の量が分かりました。

次項以降で、この、飲み水1.2Lにかかる費用の、自宅・外出先それぞれにおける節約方法を計算してみます。

[自宅]お茶パックの活用による飲み水代節約

まず、自宅における飲み水代の節約方法について考えます。

例えば、自宅での飲料用にペットボトルのお茶を購入している方は、代わりに、お茶パックを用いて、自分でお茶を作ることを検討してみます。

お茶の種類としては、麦茶・ほうじ茶・緑茶等がありますが、この中では麦茶がおすすめです。安いためです。

ちなみに、麦茶とは、殻つきのまま焙煎した大麦の種子を煮だすものです。

カフェインレスです。体温を下げる効用などがあります。

お茶パックを使った麦茶の煮だしの方法としては、お湯を沸かして煮だす方法と、水で煮だす方法があります。

お茶パックによる節約効果

お茶パックでお茶を自作することによる、具体的な節約効果額を計算してみます。

・平日の場合、一日当たり、室内で0.7Lお茶を飲むとします。

・休日の場合、1日当たり、室内で1.2Lお茶を飲むとします。

・平日を20日、休日を10日とします。

→ひと月のお茶の消費量は、平日20日*0.7L + 休日10日*1.2L = 26L/月になります。

・麦茶ペットボトルをケース買いした場合のコストを、1Lあたり、70円とします。

=自宅の飲み水を、麦茶ペットボトルで摂取する場合、70円/L * 26L/月 = 1,820円/月のコストです。

一方、麦茶パック場合について計算します。

・麦茶パック150円(54袋入り)で、81Lの麦茶を煮出しできます。1.85円/Lのコストです。

・煮出すのに必要な水道代は、東京都の場合で0.24円/Lとします。

・煮出すのに必要なガス代は、2円/Lとします。

=お茶パックで1Lの麦茶を煮出すのに必要なコストは、麦茶パック代1.85円/L+水道代0.24円/L+ガス代2円/L=4.40円/Lです。

=自宅の飲み水を、お茶パックで煮だした麦茶で摂取する場合、 4.4円/L * 26L/月=114.4円/月のコストです。

結論として、一月当たり、1,705.6円の節約になります。

作った麦茶の保管方法

作った麦茶は、麦茶ピッチャー/麦茶ポットに保管するのが一般的です。

しかし、食洗機で洗い物管理している家庭の場合、麦茶ピッチャーだと食洗機で洗えないことが多いと考えられるため、その点、不便です。

そこでお薦めなのが、以下のような、1Lの、樹脂製のボトルで管理する方法です。

このような製品だと食洗機に入るため、便利です。蓋も本体にくっついていて、丸洗いできるのも便利です。私も重宝しています。

[外出先]マイボトルの活用による飲み水の節約

次に、外出先の飲み水代の節約について考えます。

例えば、仕事中の飲み水摂取の手段として、自販機・売店・コンビニなどで飲み物を調達されている方は、水筒を買って、自宅で沸かしたお茶を持参することを検討してみましょう。

節約になります。

最初に水筒の購入コストが必要になりますが、初期コストはすぐに回収できるでしょう。

どれくらい節約になるのか計算してみます。

マイボトルの持参による節約効果

マイボトルを活用することによる節約効果額を、具体的に計算してみます。

・前項において、平日・自宅で0.7L飲み物を摂取すると設定しました。成人一人当たりの飲み水の量は1.2Lですので、残り0.5Lを平日の外出先で摂取するとします。

・平日の日数を20日/月とします。

→ひと月の外出先でのお茶の消費量は、平日20日*0.5L = 10L/月になります。

・自動販売機で購入する麦茶ペットボトルのコストを260円/Lとします。

=外出先の飲み水を、麦茶ペットボトルで摂取する場合、 260円/L *10L/月 = 2,600円/月のコストです。

一方、麦茶パックの場合について計算します。

・麦茶パック150円(54袋入り)で、81Lの麦茶を煮出しできます。1.85円/Lのコストです。

・煮出すのに必要な水道代は、東京都の場合で0.24円/Lとします。

・煮出すのに必要なガス代は、2円/Lとします。

=お茶パックで1Lの麦茶を煮出すのに必要なコストは、麦茶パック代1.85円/L+水道代0.24円/L+ガス代2円/L=4.40円/Lです。

=外出先の飲み水を、お茶パックで煮だした麦茶で摂取する場合、 4.4円/L * 10L/月 = 44円/月のコストです。

自販機で飲料水を買うよりも、一月当たり、2,556円節約できます。

水筒2本あれば毎日ローテーションできると思いますので、以下に紹介するような水筒2本を購入したとしても、3カ月で元が取れる計算です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

まとめますと、ペットボトルで飲み水を摂取する場合と比べ、お茶パックで自作したお茶を摂取したほうが、自宅の飲み水代が 1,705.6円/月、外出先の飲み水代が2,556円/月、合計4,261.6円/月節約できることが分かりました。

水筒などに対する初期投資額はかかりますが、2か月以内に回収できると考えられます。

参考になれば幸いです。

その他節約にかかる紹介記事は以下の通りです。

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