本記事では、PC用音楽プレイヤーfoobar2000で、UPnP/DLNAを使用する方法を紹介します。
PCのfoobar2000に対し、「UPnP/DLNA Renderer, Server, Control Point」というコンポーネントを導入すると、UPnPが使用できるようになります。
これにより、ホームネットワーク内の様々なデバイスで音楽を聴いたり、外出先で、スマホを使って自宅PCに入っている音源を視聴することができます。
参考になれば幸いです。
UPnP/DLNAとは
UPnPは ユニバーサルプラグアンドプレイの略称です。機器を接続しただけでコンピュータネットワークに参加することを可能にするプロトコルのことです。
プロトコルとは、コンピュータでデータをやりとりするために定められた手順や規約、信号の電気的規則、通信における送受信の手順などを定めた規格のことです。
DLNAとはDigital Living Network Allianceの略称です。LANを通じて映像・音楽・写真をやりとりするためのガイドラインです。
foobar2000でUPnPを使う方法
コンポーネントのインストール
まず、PCのfoobar2000に対し、以下のコンポーネントをインストールします。
次に、有効化します。
これで自宅内でUPnPを利用可能になります。foobar2000のアプリは立ち上げっぱなしである必要があります。また、PCも同様です。スリープモードだと利用できません。
インターネット経由でUPnPを利用する方法
外出先で利用するためには以下の設定を行います。
まず、以下サイトなどで自宅の回線の、グローバルIPを調べます。
グローバルIPは、環境にもよりますが、ルーターの電源がつけっぱなしであれば、そう簡単には変化しないと思われます。IP固定化する契約もありますが、費用が掛かります。
設定画面の「public server IP」に対し、当該グローバルIPを入力します。
Ligin:にログインユーザー名を設定します。
Password:に、パスワードを設定します。
次に、ルーターでポート開放をします。
以下設定画面のPort(HTTP):のポート番号を開放します。
ポート開放の方法は、お持ちのルーターの説明書を確認ください。
最後にスマホで該当のUPNPのアクセス先を設定します。
ここではスマホ版のfoorbar2000で設定します。
Media Servers/USER-SPECIFIED SERVERSでAdd New+をクリックします。
<enter address>に、以下を入力します。
http://<上記で設定したログインID>:<上記で設定したログインパスワード>@<上記で設定した public server IP>:<上記で設定したPort(HTTP) >
例: http://FIRETARO:PASS@123.45.67.89:12345
これで外出先から音楽を聴くことが出来るようになります。
高音質設定/Streaming Profiles
高音質で聴くために、以下のように設定します。(設定値を間違うと、インターネット通信の際に圧縮音源に変換されてしまったりして、低音質になってしまいます)
UPnPの通信量
replaygainをonにしていると圧縮音源ではなく非圧縮音源が通信されるようで、視聴時間によりますが、結構な通信量がかかります。
解決方法の一つに、mineoのパケット放題 Plusがお薦めです。月額385円のオプション料金で、最大1.5Mbpsのデータ通信が使い放題になるサービスです。
音楽鑑賞とブラウジング程度であれば、ストレスなく通信できます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。参考になれば幸いです。
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