FIRE実現のため、副業でメルカリでの物販を実行・検討されている方、多いと思います。
しかし、メルカリであまりにも安い価格で不要品を出品した際、会社で残業したほうが時給が高いのではないか、との疑問がわくことがあります。
そこで、いくら以上の値付けをすれば会社で残業するよりも儲かるのか、計算してみたくなったので、当該計算結果についてシェアします。
採算性について計算
基本的な考え方として、会社で残業することで得られる手取り時給よりも、メルカリで得られる時給が上回らないと、生活残業したほうが儲かるということになります。
具体的に計算していきます。
私の場合、現在、残業1時間あたり、額面3,400円もらえます。
当該額面残業代の、手取りがいくらになるかは、以下サイトを参考に計算します。
私は年収がだいたい9,500,000円のため、このサイトによると手取りは6,901,484円。
手取り率は72%です。(6,901,484/9,500,000)
この手取り率を上述した残業時給3,400円にかけると、3,400円*72%=2,470円
メルカリの時給はこの、手取り2,470円を上回らないとやる価値がないということになります。
不用品売却の場合
自宅の不用品を売る場合は仕入の手間と仕入コストのことを考える必要がないので、比較的採算ベースにのせやすいです。
私は、DVD・CD・書籍類を売る場合、出品から売却まで、30分くらいかかります。
採算ベースについて計算しますと、単価1,800円を超える商品の出品であれば、残業するよりも稼げる=やる価値があるという計算結果になりました。
(商品単価1,800円-メルカリ手数料(1,800円*10%)-ネコポス配送料210円)/30分*60分=2,820円(メルカリ時給)
ですので、1,000円とか、500円単価の商品を出品してもダメ。まとめ売りをして単価をあげるなどの戦略を立てる必要があるということが理解されます。
ちなみに、生活用品の譲渡所得は課税されません。
資産の譲渡による所得のうち、次の所得については課税されません。
(1) 生活用動産の譲渡による所得
家具、じゅう器、通勤用の自動車、衣服などの生活に通常必要な動産の譲渡による所得です。 ただし、貴金属や宝石、書画、骨とうなどで、1個または1組の価額が30万円を超えるものの譲渡による所得は除きます。
国税庁:No.3105 譲渡所得の対象となる資産と課税方法
URL: https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/joto/3105.htm
メルカリについては、自動化のためのツールを作って公開していますので、以下記事も参考にしてみてください。
転売・せどりの場合
転売・せどりの場合は、仕入れが必要なため、出品から売却までに要する時間が30分よりも長くかかる点、原価を利益から差し引いて計算する必要がある点、所得から所得税・住民税をを引いて利益計算する必要がある点から、不用品の売却よりも採算がとれる商品単価が高くなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。メルカリの戦略検討の参考になれば幸いです。
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